内視鏡検査のご案内

内視鏡検査のご予約について

当院で定期的に上部内視鏡検査,大阪市胃がん検診を受けられたことがある方は電話予約も可能です。
まずはお電話にて予約方法をご確認ください。

胃カメラ(胃内視鏡)検査

 
 
当院では,苦痛の少ない内視鏡検査を心がけております。
いずれの検査方法でも可能です。
 

  • オエっとなりにくく,苦痛の少ない「経鼻内視鏡」
  • 鎮痛剤を使用して,眠った状態で綿密な検査が可能な鎮静下「経口内視鏡」

検査まで

検査前日21時以降~検査まで絶食が必要です。(お茶や透明な水分は摂取可能です)

検査前には胃内を綺麗にする液体を飲んで頂き,ベッドの上で体勢を何度か変えて頂きます。

検査

咽頭を麻酔するキシロカインスプレーを十分に塗布します。

鎮静下内視鏡検査の場合は,腕に点滴をし検査の直前に鎮静剤を注射します。

経鼻内視鏡検査の場合は,鼻腔を広げるスティックを挿入し鼻腔を拡張します。

ベッドの上に横になって10分程度で終了します。食道,胃,十二指腸の観察を行います。

検査のあとは

鎮静下内視鏡検査の場合は1時間ほど休憩をしていただき,その後に結果を説明します。鎮静剤の注射後はお車や自転車の運転ができないため,公共交通機関をご利用いただくか,お付き添いの方と一緒にご帰宅ください。

経鼻内視鏡検査の場合は,検査終了後すぐに説明可能です。

このような時は胃カメラ検査を受けましょう

  • のどの違和感,慢性の咳が続くとき
  • 胸やけ,胸のつかえ感があるとき
  • 胃痛,胃もたれがあるとき
  • 貧血があると言われたとき
  • 黒色便がでたとき
  • 慢性胃炎や胃潰瘍と言われたことがある方
  • ABC健診で異常(B,C,Dタイプ)がでたとき
  • 親や兄弟などに胃癌があるとき

 
胃内視鏡検査によって,進行胃癌の罹患が22%減少,胃癌の死亡リスクが61%減少するという報告があります。

50歳を超えたら,がん予防に上部内視鏡検査を受けましょう。
(14万人規模の試験 JPHC研究:国立がん研究センター)

大腸カメラ(大腸内視鏡)検査

当院では二酸化炭素(CO2)送気装置による検査を実施しております。検査後の腹部の不快感や苦痛も少ない検査を受けて頂くことができます。
事前にお渡しする検査食や下剤についても,丁寧にご説明させていただきます。

検査まで

検査前日は検査食を召し上がって頂きます。

【外来検査の場合】

 事前にお渡しした下剤を当日朝から説明書通りに時間をかけて内服頂きます。

【入院当日検査の場合】

 検査日朝に入院頂き,病棟で下剤を指示通りに内服頂きます。ご都合に合わせて検査前日からの入院も可能です。

検査

便が透明になれば点滴を行い,検査室へ入ります。

検査直前に鎮静剤を使用して,眠った状態で検査を行います。

お尻より内視鏡を挿入し,30分~1時間ほどかけて大腸全体の検査を行います。切除が必要なポリープがあればその場で切除いたします。

検査のあとは

【外来検査の場合】

 2時間ほど休んで頂きます。ポリープを切除しなかった場合は結果説明ののちご帰宅頂きます。ポリープを切除した場合は出血の有無を確認するため,1泊入院して頂くこともございます。

【入院検査の場合】

 検査後ゆっくり休んで頂きます。ポリープを切除しなかった場合は結果説明ののち日帰り退院して頂くことが可能です。ポリープを切除した場合は出血の有無を確認し翌朝退院となりますが、ポリープの数や大きさによっては検査当日に日帰り退院して頂くことも可能です。

このような時は大腸カメラを受けましょう

  • 便に血が混じったとき
  • 便が細くなってきたとき
  • 下痢が続くとき
  • 腹部膨満感や下腹部痛が続くとき

 
大腸内視鏡検査によって,大腸癌リスクが26%減少,大腸癌の死亡リスクは30%低下すると報告されています。
55歳を超えたら,がん予防に大腸内視鏡検査を受けましょう。

(14万人規模の試験 JPHC研究:国立がん研究センター)